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ね。くまくまちゃん。

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くまくまちゃんは高橋和枝さんのちいさなえほん。


7年ほど前の長谷川書店にも並んでいたくまくまちゃん。
ひさしく品切れになっていたものが
このたび新作とあわせて、ほんのり新しくなって帰ってきました。
(おかえりなさい、くまくまちゃん。)

しずかであたたかい本だなぁと思って、
品切れのあいだも古本で手に入れたり、
いただいたりしたものを枕元において
何かの折にふとひらいていていた日々。
だから、とくべつうれしい復刊でした。



こんなはじまりです。


ぼくの大好きなくまくまちゃんは、
山奥の小さな一軒家に住んでいる。


遠くて少し不便な場所だ。



くまくまちゃんは不便なところに住んでいるようです。
なにかきもちのいいところだと思いませんか。

ケイタイの電波だってきっととどきませんよね。
テレビもないんじゃないかな。
雨の音は、昼の日差しは、夜の帳はどんなふうだろう。
くつくつとお湯が沸くおとなんか想像してしまいます。

でもそれは
いつだっていまここにあるもののようにも。


くまくまちゃんを
つれてかえってみてはどうでしょう。

うんうん
手に入れたことをツイートしなくっていいんです。
ゆうごはんをたべて
おふろにはいって
まだ出せてないゆうじんへの寒中お見舞いを書いたり
(もう少し待ってね)
読みかけの本を読んだり
きょうあったことを思いかえしたり
洗濯物をのんびりたたんだり

スマホもテレビもその日はお休みしてもらって
枕元で
山奥のくまくまちゃんを訪ねる
ただそれだけ




そんな日が
どれほどしあわせか
そんな日が
いちにちでもおおかったらいいなと思っています。


くまくまちゃんは
高橋さんからのお手紙のような本だと思い
いっさついっさつ
高橋さんにサインをそえてもらいました。

みなさんにもくまくちゃんのようなじかんがお届けできたらうれしいです。




くまくまちゃんのいえ、は

だいすきなひとに

たいせつなひとに会ううれしさ

ただ、一緒にすごすしあわせをおもいながら。



そして

今回あたらしくかかれた

くまくまちゃん、たびにでる、では

、、、

たいせつなひととの別れも描かれています。

そんなとき

ぼくたちはどうやって過ごしたらいいのだろう。




ね。くまくまちゃん。
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「カラス笛を吹いた日」

カラス笛
「カラス笛を吹いた日」
ロイス・ローリー/文 バグラム・イバトゥーリン/絵
島式子/訳 島玲子/訳

戦地から帰ったばかりの父と久しぶりに再開した娘リズは
ある11月の寒い朝、2人でカラス狩りに出かけます。
娘はカラス笛を、父は銃を持って。


本書は作家ロイス・ローリーが自らの多感な少女時代の思い出を1冊の絵本にしたものです。
1ページ目の書き出しからのその詩情ゆたかな言葉づかいが素晴らしく、
絵の美しさと相まってまるで映画を観ているかのような物語の世界に誘われます。

内容紹介は割愛しました。
大人のための物語としても
是非店頭で手にとってご覧いただきたい一冊です。

(島本店絵本コーナー前)

ちいさなとりよ

ちいさなとりよ
「ちいさなとり」                   岩波書店刊
M.W.ブラウン/文 R.シャーリップ/絵 与田凖一/訳

こどもにとって、虫やちいさないきものは、はじめて死(いのち)を教えてくれる存在です。

見開きいっぱいに描かれたR.シャーリップの美しい絵。
ページをめくると、今度はおはなしだけが書かれているという展開。
まるで無声映画を観ているようです。
そんな静けさのなか進む物語には
いのちを題材にした本書に相応しいどこか厳粛な空気を感じます。

草原で遊ぶ子供たちは、命が尽きたばかりのぬくもりを残した小鳥を見つけました。
彼らは何を感じて、どうふるまうでしょうか・・・・。

こどもたちと一緒に
いのちの存在をゆっくり、じっくりと感じたい。
そんな気持ちになる一冊です。

(島本絵本棚)

パンやの くまさん

パンやのくまさん
フィービ・ウォージントン/さく・え セルビ・ウォージントン/さく・え まさきるりこ/やく
福音館書店 刊

「パンやを営むくまさんの一日」

朝、目を覚ますところにはじまり、パンの仕込み、ひと段落つけてからの朝食、焼きあがったパンをお店に並べ、車に乗って街頭販売やケーキのお届けなんてのもあります。売上を数え、夕食をとる。くまさんはちゃんと疲れて、そして目覚ましをセットしてベットにもぐりこみます。

本書は、働くことをとおして見た、わたしたち大人の一日を
小さな子供たちにキチンと丁寧に伝えられるとても素敵な絵本です。

「お仕事ってなんて楽しそうなんだろう!」

くまさんのように一生懸命、誠実に働く。その素晴らしさを感じたとき。
子供たちの目はキラキラと輝きます。

ひとつひとつ大切に。
そんなくまさんの丁寧な暮しを見ていると、読んでいて「本当はこうありたいなぁ」と思わされます。
あと、翻訳が素晴らしいのでしょうか。
一つ一つのことば使いやリズム、
パンをこねる時の「どさっどさっ」や
呼び鐘を鳴らすときの「がらん、がらん」など
読んでいる方まで本当に楽しくなってしまいます。
ところどころにある時計が指す時間の変化であったり、
くまさんが今読んでいるらしき本が置いてあったり、そういった細かなところにも嬉しい仕掛けが。

親子ではまれること間違いなし。
我が家でも最もリクエストの多い一冊。
是非店頭にて。

余談ですが、本書は僕がよく行く(大好きな)パン屋さんに置いてあったのを見させていただいて
その内容やことばのよさ、楽しさにあっという間に惚れこんだ一冊です。

「八百八百日記」

八百八百日記
「八百八百日記」   創英社
戌井昭人/作 多田玲子/絵

あたりまえに凝り固まったボクらの五感を、どことないビミューな場所へ連れ出してしまう不思議な絵本(画文集)を紹介します。
           
パフォーマンス劇団の脚本から小説まで執筆する戌井昭人のおとぼけた文と、2人組みパンクバンドのドラマーにしてイラストレーター多田玲子の珍妙な絵が出会ってしまいました。
やさいや果物をモチーフに戌井昭人が創作したどこかズレた文章に、多田玲子が添える絵がまたまたズレていて。一見関係なさそうな文と絵の間に結ばれた捉えどころのない不思議な一体感が心地よくて癖になります。
手の平サイズに隠されたちんぷんかんワールドの効能は店頭にてクスクスしもってお試し下さい。これはおすすめです。
(島本店)

はせがわくんきらいや

きらいや
「はせがわくんきらいや」
長谷川集平/著   ブッキング

困った困った。
なんてタイトルだ。
これは僕が小学生の時、学校の図書室に納められていた絵本の復刻版。
「はせがわくんきらいや!」のフレーズで同級生からしつこくからかわれた体験も思い出深い一冊です。

本書は昭和30年、森永ヒ素ミルク中毒事件の被害者として粉ミルクを摂取した著者、長谷川 集平が20歳の時に発表したデビュー作。現在は、出版社の倒産と絶版を繰り返しながらも読者からの強い要望のもと2003年に復刊しております。

中毒の後遺症から体が弱く、何をするにも遅れをとってしまうので同級生からやっかいがられる毎日の”はせがわくん”。「はせがわくんなんてきらいや。」などと言いながらも「もっとごはんたべや」と決して離れることはない同級生の”ボク”。
2人の少年のやりとりの向こう側にある、理屈ではない友達への思いやりに何ともいえない気持ちになります。
個人的などうでもいい話をしましたが、とてもよい絵本ですので、是非店頭で。

ともだちっていいですね。

あくたれラルフ

 ラルフ
「あくたれラルフ」
ジャック・ガントス/さく ニコール・ルーベル/え いしいももこ/やく

ラルフはセイラが飼っている赤い赤い”あくたれ”猫の名前です。
このラルフという猫。本当に悪たれです。毎日毎日、飼い主のセイラやその家族が困るイタズラばかりします。イタズラは日毎にひどくなるばかり。やがてはセイラやセイラの家族も愛想をつかして放り出してしまいます。
ひとり(一匹)になったラルフにはこれまでの罰と言わんばかりの不遇が次から次へと襲いかかります。
ボロボロになったラルフを救ってくれたのは、いなくなってからもずっと探し続けてくれていた元の飼い主のセイラでした。そしてラルフは・・・。

ラルフの悪たれっぷりが本当にすごいです。
その悪たれぶりやお話の教訓も含めて、読み聞かせた時の子供の反応が楽しみな一冊です。
ニコール・ルーベルの絵もかわいくて素敵です。

これは絵本でしょうか?

ヘリコプター
ヘリコプターたち  五味太郎/作
     1997年4月 偕成社刊

本日入荷した五味太郎/作の絵本「ヘリコプターたち」。
ひとり孤独に飛んでいたヘリコプターが仲間と出会い、ともに旅をする本作。
倒置法を強力に効かせた詩のような独特な言葉使いで物語が進みます。


ページをめくってすぐに強烈なもの心に落ちました。
前述したように極端な倒置法を効かせた五味さんの語りは、詩的で生々しく心を揺さぶります。
世紀末を思わせる世界感にはわずか数ページの絵本とは思えない、長い旅を終えたようなスケールを感じました。
正直、子供には難しいと思いますが、大人の方は是非一度見てもらいたい。
”生”そのものを描いた傑作だと思います。

五味太郎さんの感性は本当に素晴らしい。
入って右手のアート・絵本・詩集コーナーでどうぞ。

エドワード・ゴーリーの世界

「うろんな客」 エドワード・ゴーリー  河出書房新社

ある日突然屋敷にやってきて住み着いてしまう正体不明の客人と、その身勝手な行動にふりまわされる家人たちの話。
一言も口を利くこともなければ、こちらの声に耳を傾ける様子もなく、ひたすら壁に鼻っ面を押し当てて突っ立っていたり、押し扉の前に寝そべったり、屋敷中のタオルを隠したりとその不可解ではた迷惑な行動のさじ加減絶妙などうにも憎めない客人。この客人がとにかく魅力的。
本当に余計なことばかりするのだけど、そこに厭らしさがなく、幼子やペットの悪戯のように「しかたがないなぁ」と許せてしまう。

不気味で恐ろしいものが多いゴーリー作品の中でも特別楽しい内容です。
読めば心くすぐられるなんともいえない感覚。心の奥にある愛情を刺激する傑作です。
すばらしき人間臭さ。
うろんな客2

たいせつなこと

僕が仕事として本に触れるようになった当初、最初に取り掛かったのは絵本でした。
不揃いだった棚を整理していると、その中の一冊が目に止まります。

たいせつなこと

「たいせつなこと」 
マーガレット・ワイズ・ブラウン/さく レナード・ワイスガード/え うちだややこ/やく。

素朴な中にも心に訴えかけてくる美しい押絵。
そして、うちだやすこさんの翻訳もすばらしいマーガレット・ワイズ・ブラウンの詩は、物事の本質を問う力強いものです。
目の回るような現代社会において我々は時として自分を見失いそうになります。
本書に込められたメッセージは1人の人としての自分を取り戻せる切欠になるかもしれません。
たいせつな人への贈り物や、あなたのお手元に。
僕が本の魅力に躓いた最初の一冊です。
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