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本日入荷「たいようまでのぼったコンドル」

入荷しました !

”こどものとも”12月号は
地元の作家、乾 千恵さんと画家・秋野亥左牟という
ドキドキせずにはいられないコンビによる新作絵本の登場です。

たいようまでのぼったコンドル
「たいようまでのぼったコンドル」
  乾 千恵 文/秋野亥左牟 絵

アンデスの山々をのぞむ草地で、織物をする娘に心ひかれたコンドルは、若者の姿になって娘のそばへおりたち、いつしか2人は愛し合うようになります。しかし父親に会うことを禁じられ、娘は病気になってしまいます。コンドルは病気を治すという花を手に入れるため、羽を熱で焦がしながら太陽へとのぼっていきます……。アンデスの地を舞台にした愛の物語。

(島本店)店頭ではレジ前と児童書コーナーにご用意しております。
乾さんのファンの方、秋野亥左牟さんのファンの方、いえいえ、そのどちらでなくても、どうぞご来店いただき手にとってお楽しみ下さい。

ずっくん捜して シマシマネコはどこ?

ずっくん

「ずっくん捜して シマシマネコはどこ?」
   粕谷香代子/著   日本文学館刊

島本在住の著者、粕谷香代子さんの新刊が出ました。
今度は地物を舞台にしたノンフィクションです。
地元の方は、登場する場所場所を思い描きながら楽しめる一冊です。

島本店レジ前、地元本コーナーにて販売中。

感想は後日更新いたします。

「改訂版 傑作詰碁事典」

傑作詰碁事典1
地元島本在住のプロ棋士 関山利道 九段が、祖父である関山利一(第一期本因坊利仙)の生誕100年を記念して本を出版されました。
『改訂版 傑作詰碁辞典』は関山利一九段が創作した未発表の創作詰碁を関山利夫九段がまとめ1986年に誠文堂新光社から出版していたものを、今回、関山利道九段が改めて編集、38題追加されています。
本書では難易度別にC級から超A級まで掲載。
合間にはコラムも挿入されて、かなりのボリュームです。
関山家に代々受け継がれてきた数々の傑作詰碁
じっくりと腰を据えて長く付き合える一冊ではないかと思います。

関山利道さんによるサイン本が品切れとなっております。
後日、追加でご用意できると思いますので
ご希望の方はスタッフまでお問い合わせ下さい。

帰っていくところ

帰っていくところ
「帰っていくところ」
粕谷 香代子 著

島本店のレジ前には地元作家らによる著書が並んでいます。
その中の一冊、「帰っていくところ」は地元島本在住の著者、粕谷香代子(かすやかよこ)さんが自らの半生を綴った回顧録です。
戦後、その日のご飯に困ることもあったという幼少時代から中学、高校、就職を経て今日に至るまで、著者の振り返る景色、心象風景にはつねに母の姿があります。
それは決して良い想い出ばかりではありませんが、著者の言葉からは時を経た温もりのようなものを感じます。

帰っていくところ
自分はどこから来たのか。
立ち止まって振り返ることはなかなかないように思います。
本書を読み自らの軌跡を顧みるとき忘れかけていたあの頃の、あの場所、あの人を訪れることができるかもしれません。
道筋を辿った先に今があるのです。

加えて、物がなかった時代を著者の体験とともに感じることが出来ます。
今日の我々の生活からは考えられない暮らしに、現代人が如何に物を粗末にしているのか痛切に感じることでしょう。
若い人にも是非読んで欲しい一冊です。

あくまで未熟な一読者の感想として。
(はせがわ)

スマントリとスコスロノ

スマントリとスコスロノ
「スマントリとスコスロノ」
 山からきたふたご 影絵芝居・ワヤンの物語より
乾千恵/再話 早川純子/絵 松本亮/監修     福音館書店

表紙を飾るのはスマントリとスコスロノという何度口に出してもなかなか覚えられない(ほんとうにもう!)変わった名前の双子の兄弟。本書はインドネシア、ジャワ島の伝わる伝統的な影絵芝居”ワヤン”のお話を再構築した物語絵本です。
著者である乾千恵さんは地元在住の作家さん。同じく福音館書店から発行されている「月人石」という書と写真と詩の絵本も出されています。

インドネシアのお話?影絵芝居?と聞いて何か伝統的であるがゆえの堅苦しさやとっつきにくさを感じる人もいるかと思います。かく言う僕自身も、とおい異国のお話に肌が合うのか不安がなかったわけではありません。
しかし本書はそれを裏切る見事な作りになっています。
一言で言うなら、ポップでしょうか。わかりやすくて何より楽しいのです。

まず乾千恵さんの語りが良いです。
堅苦しさや難しさはなく、とにかく楽しく物語に連れ出すべくとても丁寧に練って編まれた言葉たちに大人もワクワク興奮することでしょう。
そして、美しく、味わい深く、時に迫力満点の早川純子さんの木版画。
一見グロテスクな登場人物たちの姿もなぜだかユニークになんだったら可愛くすら見えてしまう不思議な魅力。
それに加え全体の構成のすばらしさ。ワヤン(影絵芝居)を表現した独特なカット割や強大な存在が登場した時の迫力、注釈(ナレーション)の滑稽さ。間。節々から感じる遊び心がなんともおちゃめです。

異国の味わいを大切にしながらも、楽しく読める物語を作られたことに感動しました。
是非手にとって、双子の冒険をお楽しみ下さい。

月人石
「月人石」 乾千恵の書の絵本
こどものとも傑作集
乾千恵/書 谷川俊太郎/文 川島敏生/写真   福音館書店
石がしゃべり、書が走る。
書が詩が写真が、全てが生きて語りかけてきます。
ページを開いて感じてみて下さい。

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